CTC、日本向け予算は20%増、アクション・プラン作成のWG発足へ

  • 2004年11月25日
 カナダ観光局(CTC)は来年度の日本市場予算を2004年比20%増とする。これは先週、CTC、およびカナダ旅行業界の代表団が来日した明らかにしたこと。CTC会長のシャルル・ラポアント氏は日本市場の重要性を強調。来年2月に開港する中部国際空港にはエア・カナダ(AC)が就航を予定しているほか、カナダのプロモーションを手がけるノースウエスト航空(NW)も路線を展開しており、内際乗り継ぎの利便性を利用して日本全国対象としたプロモーション戦略も重視する考えだ。ただし、会談した各旅行会社からはデスティネーションとしての「カナダ」に対する期待感を示したものの、航空座席供給量の問題、CTCのプロモーションへの要望などの課題も挙がったという。
 また、日本旅行業界(JATA)との会談の席上、今年5月に実施した日加観光会議の合意事項に沿い、ワーキンググループの発足が決定。2010年までに、日本からカナダへの訪問者数を80万人、カナダから日本への訪問者数を20万人にする目標を掲げるが、今回は具体的なアクション・プラン作成することについての確認に留まった。