メルコスール観光振興プロジェクトが着々と進行、来年3月には正式開設へ

  • 2004年9月30日
 国際協力機構(JICA)が政府開発援助(ODA)事業としてアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイの4ヶ国で構成する南米南部共同市場(メルコスール)の観光振興プロジェクトを3ヶ年計画が徐々に動き出している。10月末にJICA東京所長の小樋山覚氏がメルコスール4ヶ国を訪問し、書面による締結を経て正式にスタートすることとなる。これを前にJATA世界旅行博の出展、30日には旅行会社および航空会社を対象にセミナーを開催、仮事務所では旅行業界対象のFAMツアーの実施を検討する考え。JICA東京調査役の松永正英氏によると、メルコスール側から代表が来日し、正式な事務所の開設は来年3月を目処としており、プロモーションをはじめ本格的な活動を展開する。旅行会社に対しては情報提供などの協力を既に開始するが、本格的に旅行商品の造成へと繋がるのは来年の下期からとなる見通しだ。なお、11月1日にはメルコスールの日本語HPをプレオープンする予定。