ポーランド観光局のアンドレツィ・コズロウスキ局長が来日、今後の日本でのプロモーション方針について語った。コズロウスキ氏は「2003年の日本人訪問者数である2万7000人から2年から3年で倍となる日本人を迎え入れたい」との目標を表明する。今後、スターアライアンスに加盟するLOTポーランド航空を通じたキャンペーン展開を示唆。今年、スターアライアンスがビジット・ジャパン・キャンペーンと連動する活動と同じものをポーランドでも行うよう働きかけると言及した。
　また、プロモーションの方針として音楽と自然を全面に打ち出したい考え。音楽については、日本で知名度の高いポーランド生まれのショパンをテーマとする旅行の開発を進めたい考え。これを基軸に、文化や建築などのテーマを融合することで幅広い商品につなげる。自然ではビャオヴィエイジャ大森林に生息するヨーロッパ・バイソンを見学するツアーや、豊富に生息する鳥類を見学するバードウォッチングなどが魅力的素材となると提案。
　ただ、活動は今回のJATA旅行博の様に東欧のチェコ、ハンガリー、スロバキアなどと連携と共に、先ごろ開設したポーランド観光局単独でのプロモーションの2本立てで展開する。特に単独では、旅行業界対象のFAMツアーを開催し、現地を視察すると共に、日本での情報交換に注力する考えだ。