シンガポール政府観光局（STB）は2004年の日本人訪問者数の目標者数を65万人強へ下方修正した。このほど開催されたSTB、シンガポール航空（SQ）共催のセミナーでSTB東京オフィス副所長の柴田亮平氏が語ったもの。5月の時点では、2002年の70万人レベルへ回復を目指したが、1月から6月まで上半期の日本人訪問者数が02年比18％減の26万2212人と力強さに欠けたことが修正の要因。
　なお、STBの今年度の主力施策であるPRについては女性誌9誌、新聞、および東京はじめ首都圏での交通広告により、若い女性を主な訴求対象として11月末まで展開。また、MICEマーケットの拡大を狙い実施する「シンガポール成功キャンペーン」では12月31日までに、一定の条件を満たしMICEの開催地として決定するにあたり条件を設定するが、STBでは案件ごとに一部の条件を緩和することで、集客を図る。