ライプツィヒ、セミナーで観光から食事まで音楽テーマの素材を紹介

  • 2004年7月7日
 ライプツィヒ政府観光局はこのほど、旅行会社を対象にセミナーを開催した。来日したライプツィヒ観光局セールス・ディレクターのミヒャエル・クヴァスト氏は「ヨハン・セバスチャン・バッハやフェリックス・メンデルスゾーン、滝廉太郎など、日本人に親しまれる音楽家達と由縁がある」と語り、ドイツ政府観光局が展開するイヤー・テーマ「音楽」を取り入れた観光素材をアピールした。その一例として、バッハが27年間務めた約1000人を収容出来るトーマス教会で毎週金、土曜日に開催する少年合唱団の無料コンサートを紹介。また、「メンデルスゾーン・ハウス」では毎週日曜日の定期コンサートを行っている。こうした無料、もしくは安価で音楽を楽しむ場所が多く、ツアーでのアピール・ポイントとなることを強調した。
 「食」の面からも音楽と関連するコースが設定できることも特徴の一つで、ゲーテの劇作「ファウスト」の一場面として登場するアウアーバッハの地下酒場の人気が高い。特に、地ビール「ライプツィヒ・ゴーゼ」の酒場には市民が集う場所として有名だ。また、空港から中心街まで電車で約15分、周辺のドレスデン、ワイマール、マイセンなどの観光地もライプツィヒから日帰り旅行が可能であることから他の主要都市との移動性を考慮した旅程を組む提案を行った。