主要旅行業者50社の1月の総取扱額は前年比3.9％減の3419億9002万5000円であった。このうち海外旅行は6.4％減の1374億2860万7000円と先月の2.2％減から減少幅を拡大。海外主催旅行の取扱額は6.2％減の441億8582万5000円、取扱人数は6.0％減の28万2832人。団体旅行が不振であるほか、主催旅行、個人旅行とも伸び悩みを見せる状況だ。方面別ではハワイ、オセアニアが引き続き好調を維持するほか、アジア方面では韓国が回復する傾向にある。海旅で前年比増となる企業は20社と先月から1社の増加となっている。
　国内旅行は1.9％減の2031億9277万9000円、国内主催旅行は4.0％減の475億5762万3000円、主催旅行取扱人数は6.0％増の223万8610人である。主催旅行の取扱額と取扱人数の前年比に幅が見られ、一人あたりの単価下落が進んでいる模様。全般的には個人、団体旅行ともに取扱が低迷している。なお、外国人旅行は27.7％減の13億6863万9000円である。