2003年11月の日本人出国者数は前年比8.7％減の127万5000人となり、9ヶ月連続で前年比減となったものの、3月から続く落込み幅は一桁台となった。7月は31.5％減、8月は22.4％減、9月は17.3％減、10月が12.4％減と徐々に回復する基調にある。ただし、依然としてアジアを中心として旅行を手控える傾向が根強いと国際観光振興機構（JNTO）では見ている。1月からの累計では20.8％減の1198万9000人となり、年間では1300万人台となる見込み。
　なお、訪日外客数は前年比12.7％増の45万6000人。これは1961年以降、11月単月では過去最高の実数を記録したもの。1月からの累計では0.8％減の480万6000人となり、年間では前年並みに回復する勢いだ。なお、数値は全てJNTO推計値。