トラベラーは平成16年3月期の単体、および連結の中間業績予想を下方修正した。単体の中間業績は、売上高が平成15年決算発表時の予想から24億3000万円減となる53億2000万円と海外渡航関連事業がSARSの影響を受けている模様。トラベラーでは、SARSの終息宣言を受け海外旅行の需要は回復に向かっているものの、土産物販売は渡航者の回復より遅れていることから、下方修正に至ったとする。国内の土産物販売、およびその他の事業は、ほぼ計画通りに推移している。経常利益、中間純利益は転身支援制度の特別損失が増加し、当初の予想を大幅に修正した。
　なお、単体、連結の中間業績の修正に伴い、通期業績も修正した、詳細は下記の通り。

▽平成16年3月期中間業績予想
(修正後予想／15年決算時予想／増減率)
売上高：53億2000万円／77億5000万円／31.4％減
経常利益：10億3000万円(赤字)／4億5000万円(赤字)／128.9％減
当期純利益：7億9000万円(赤字)／4億2500万円(赤字)／85.9％減

▽平成16年3月期連結中間業績予想
売上高：65億1000万円／90億4500万円／28.0％減
経常利益：10億4500万円(赤字)／4億1000万円(赤字)／154.9％減
当期純利益：8億8500万円(赤字)／4億1500万円(赤字)／113.3％減

▽平成16年3月期業績予想
売上高：136億6000万円／190億円／28.1％減
経常利益：6億3000万円(赤字)／5億円／226.0％減
当期純利益：6億円(赤字)／9000万円／766.7％減

▽平成16年3月期連結業績予想
売上高：170億1000万円／216億8000万円／21.5％減
経常利益：5億5500万円(赤字)／6億500万円／191.7％減
当期純利益：6億3000万円(赤字)／1億2500万円／604.0％減