エクアドル、観光大臣が来日しセミナー開催、JETECも正式発足
エクアドル共和国観光大臣のエルナン・プラザ氏の初来日に合わせて6日、エクアドル大使館は観光促進セミナー「エクアドル 私の行きたい国」を開催した。プラザ氏は「近代のエクアドルは農業国から始まり、石油を発見し、今は観光に力を注ぐ国である。アマゾンや熱帯雨林、火山などの自然に加え、文化、スポーツ・アクティビティなど、目的性の高い多様な旅行商品を造成できる素材は抱負にある」と述べ、今後の新しいパッケージ・ツアーの登場に期待感を表明した。また、プラザ氏はガラパゴス諸島でのエコツーリズムの成功を受け、「今後はエクアドルの自然を観光素材としてアピールし、新たなデスティネーションとして打ち出すことにより、現在の世界からの訪問者数である45万人〜50万人を2年後には60万人以上にしたい」とも語った。 セミナーではピチンチャ観光会議所の観光推進員でメトリポリタン・ツーリングの谷口英夫氏がエクアドル観光の最新情報を提供した。エクアドルの観光の起点となる首都のキトでは9月8日から世界文化遺産指定25周年を記念し、ライトアップを行っていること、エクアドルのアンデス山脈沿いの都市、リオバンバ/アラウシ間の山岳鉄道から眺める絶景、アマゾンのジャングルを水上ホテルから鳥や珍しい植物を見ることができることなどを紹介した。 なお、日本・エクアドル観光交流促進協議会(JETEC)が観光大臣のプラザ氏を迎え、10月6日付で正式に発足した。JETECは観光プロモーションを推進する観光局の役割を果たすもので、来年に予定するエクアドルでの「観光と環境の国際会議」(仮称)に国会議員や関係者の召請に加え、継続的に旅行会社への情報発信を強化する予定だ。