オーストリア政府観光局はこのほど、｢オーストリア・トラベルセミナー2003｣を東京で開催した。セミナーに開催に合わせて作成した｢オーストリアプランニングガイド2004｣は、ウィーンやザルツブルグをはじめ、旧市街の美しい街並みが世界遺産に登録される町グラーツや、アルプスに囲まれたチロル地方など、地域ごとの観光情報をまとめるほか、ハプスブルグ家の歴史や、音楽をはじめとする芸術、世界遺産などテーマごとにまとめられ、目的のある旅行企画に役立つ内容となっている。また｢シェーンブルン宮殿、宮廷ベーカリーでのデザート作り見学｣や｢宮殿内の部屋を貸し切ったプライベートコンサート｣など、旅行を印象付ける旅のアイデアを掲載する。今後、プランニングガイドをオーストリア政府観光局のホームページに掲載する予定。また、旅行会社向けにミニセミナーを希望者が10名程度集まった場合、随時開催する方針だ。
　オーストリア政府観光局の神田博夫氏は｢ウィーンでは11月後半からは市庁舎前やシェーンブルン宮殿前にクリスマス市が立つほか、チロルのホワイトクリスマス、グラーツのクリスマスイルミネーションなど、クリスマスだけでも旅行素材は豊富にある。｣と、訪問者数が少なくなる冬場の魅力的な旅行商品についてもアドバイスした。