近畿日本ツーリストの6月の総取扱額は販売実勢ベースで前年比25.4％減の444億3847万9000円であった。このうち、海外旅行は60.5％減の77億7108万5000円。一般団体は先月と比較してやや上向いたが63.7％減の25億1884万2000円に留まり、海外学生は84.7％減の7293万4000円と団体合計で65.1％減の25億9177万6000円であった。ホリデイはオセアニア地域が前年比40％減と善戦したが54.4％減の19億796万円で、メディアも71.5％減の15億1325万4000円である。代売に関しては法人需要の早い回復に伴い、28.9％減の14億2709万9000円となった。国内は6.3％減の362億1213万3000円で、そのうちメイトとメディアを合わせた主催旅行が好調に推移し、3.6％増の159億3750万8000円となった。
　1月から6月までの上半期の総取扱額は販売実勢ベースで14.4％減の2435億3074万7000円である。このうち海外旅行は26.3％減の624億5699万5000円、国内旅行は9.0％減の1798億8642万8000円となった。なお、今月の近ツー取扱額は経理実績数値の場合、海外航空券をはじめとする社内の計上基準に従う期末決算処理に伴い、前年と大幅な差が生じるため、販売実勢を紹介した。