関西国際空港は7月25日から、アメリカのワシントン州へミッションを派遣する。これは関空の需要喚起を目的に行っている｢関西エアポートプロモーション｣の一環で、今回は兵庫県とワシントン州の姉妹提携40周年記念事業として井戸知事が訪米するのにあわせ、プロモーションを行うことになった。
　今回の最大の目的は関空／シアトル間の直行便の運航の要請。2001年9月までノースウエスト航空(NW)が運航していたことから、NWに対して運航再開を要望する活動を行う。8月1日の合同レセプションでの共同声明として｢両県・州は、関西国際空港とシアトル・タコマ空港間の直行便復便に向けて必要な努力を行う｣旨を発表するほか、8月2日にはマリナーズ・セーフィコ・フィールドで関空や県観光パンフを配布するためのPRブースを設置、球場内での関空ロゴ入りポスター配布や兵庫県友好訪問団250人やワシントン州側の交流団550人にロゴ入りタオルを配布する。そのほか、シアトル市内のインバウンドを扱う旅行代理店やシアトル・タコマ空港、NWシアトル事務所、ワシントン州政府観光局を訪問して、直行便復便への協力要請と、関空及び兵庫県のPRを行う。