日本旅行業協会(JATA)はこのほど、ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社の5社を対象にSARS終息後の海外旅行パッケージ商品の予約動向を調査した。これによると、6月23日から29日までの6月第4週と比較し、6月30日から7月6日の7月第1週は全方面で6.8％増、7月7日から13日までの7月第2週は31.2％増となっている。特に、中国方面の予約は動き出し始めたことが顕著で、7月第1週は58.3％増、7月第2週は189.3％増となっている。ただし、JATAが先日発表した調査で中国方面は、7月から9月の予約が前年同期比90％減を推移していたことから、楽観できる数値ではない。なお、6月第4週と比較した7月第1週、7月第2週の方面別の予約状況は下記の通り。

▽方面別の予約状況、7月第1週、7月第2週(6月第4週との比較)
(方面／7月第1週／7月第2週)

アメリカ・カナダ／10.3％増／104.7％増
ハワイ／3.5％増／14.6％増
グアム・サイパン／1.2％増／15.2％増
ヨーロッパ／8.9％増／14.1％増
オセアニア／7.8％増／19.3％増
アジア／34.4％増／103.3％増
中国／58.3％増／189.3％増
全方面／6.8％増／31.2％増