日本旅行業協会(JATA)は7月上旬、ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社の5社を対象に海外パッケージツアーの2003年4月から6月の販売実績、および7月から9月までの予約状況の調査を実施した。これによると、2003年4月から6月の販売実績(人員ベース)は全方面合計で4月が前年比49.5％減、5月が67.3％減、6月が63.8％減であった。特に中国方面は主催旅行の催行中止を受け、90％台の減少となっている。また、予約動向(人員ベース)も厳しく、7月は52.8％減、8月は51.9％減、9月は52.1％減と前年の半減程度を推移する。なお、方面別、月別の動向は下記の通り。

▽海外パッケージツアーの実績および予約動向(※人員ベースの前年比)
(デスティネーション／4月／5月／6月／7月／8月／9月)
米・カナダ　51.8％減／69.9％減／69.7％減／62.5％減／59.6％減／62.2％減
ハワイ　　　33.3％減／43.6％減／43.2％減／29.3％減／35.5％減／34.9％減
グアム・サイパン
　　　　　　37.2％減／62.9％減／61.8％減／52.1％減／56.4％減／51.5％減
ヨーロッパ　48.3％減／60.1％減／54.1％減／35.5％減／33.6％減／44.9％減
オセアニア　23.7％減／42.2％減／40.5％減／24.7％減／37.8％減／37.4％減
アジア　　　66.7％減／86.8％減／87.5％減／80.5％減／82.7％減／82.0％減
中国　　　　71.9％減／99.0％減／98.5％減／95.1％減／95.7％減／86.9％減