ジェイティービー(JTB)の7月の総取扱額は前年比9.3％減の1179億1600万円であった。海外旅行は前月の50.3％減から6.5ポイント回復した43.8％減の212億6200万円、取扱人員は2.5ポイント改善した54.0％減である。項目別で減少幅を縮小しているのはFIT部門で、17.0％減の35億6500万円となり、前月からも7.7ポイント上昇した。なお、団体は企業が先月から21.1ポイントの改善を示したものの、教育団体で語学研修の取消しが多く発生したことから、49.3％減の59億5600万円となった。なお、企画商品はハワイで前年比11.1％減と9割の回復を示したが、全体では47.2％減の103億7800万円である。
　なお、国内旅行は6.1％増の942億1300万円である。このうち、企画商品は16.0％増の423億4900万円。また、エースの取扱人員も18.4％増と好調に推移、特に方面別では、軒並み2桁増を記録した。JTBによれば、8月15日現在の予約において前年を上回る伸びであることから、今後も取扱は好調に推移するものと見込んでいる。