香港政府観光局(HKTB)によると、5月の日本人渡航者数は前年比90.5％減の1万918人であった。全世界から香港への渡航者数は67.9％減の42万7254人。ただし、渡航者数に関しては5月23日の世界保健機構(WHO)の渡航延期勧告が解除された以降、5月最後の6日間の減少は59％であった。ホテル稼働率は18％で、中でも最高級ホテルでは14％となり、それぞれ昨年の83％、78％から大きく減少した。
　HKTBでは7月13日から｢ウエルカム香港｣をテーマにリカバリー・キャンペーンを展開するが、香港ホテル協会でも観光需要の減少に対応するキャンペーンを6月25日から開始している。これは｢Be Our Guest(ビー・アワー・ゲスト)｣キャンペーンで、2泊滞在するごとに1泊が無料となる。