ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)実施本部は先ごろ、横浜で開催された｢旅フェア｣会場内でアンケート調査を実施、その結果が明らかになった。このアンケート調査はVJCの理解を図り、関心度を高めてもらうことが目的。寄せられた回答では｢日本を訪れる外国人旅行者を増やす取組み｣に関して｢高く評価する｣が44％、｢ある程度評価する｣が50.6％となり、その理由は日本に対する理解や経済効果の期待する意見が多かった。また、少数意見ではあるものの、｢犯罪が心配｣といった評価しない意見も寄せられた。
　｢外国人旅行者の増加に向けた対策｣では広告・宣伝活動が30.2％と最も多く、次いで｢情報提供の強化｣が24.0％、｢受入体制の整備｣が21.5％と続いた。ただし、具体策として｢旅行費用を安くするように｣という意見が19.2％、また｢外国語表示を増やす｣というコメントも寄せられ、外国人旅行者が日本を旅行する際の懸念材料を指摘する意見も多かった。
　VJC実施本部では今後、JATA世界旅行博2003に参加し、旅フェアで実施したアンケートなどを通して、国内でのVJCの理解度を深めたいとしている。