旅フェア2003、初日の一般来場者は4万9040人と好調な出足

  • 2003年4月18日
 「旅フェア2003」が4月18日、パシフィコ横浜で開催された。今回の「旅フェア」は第9回となり、日本各地の地方公共団体、旅行会社、航空会社、鉄道会社など旅行関連企業・団体が一堂に会した。初日の一般来場者は4万9040人と好調な出足であった。開会式では扇千景国土交通大臣から「外国人旅行者の訪日促進のためにも互いの観光地の理解を深めて欲しい」とのメッセージが紹介された。この旅フェア開催にあわせ、海外の旅行会社数社を招聘し、4月14日から16日の日程で「ジャパン・スタディー・ツアー」として東京・神奈川、および静岡を巡る2コースで視察旅行を実施、17日と18日には海外9ヶ国、39社が来日、旅フェアに参加する43の団体・企業と「インバウンド商談会」を開催した。
 日本側から参加した各社のインバウンドに対する取り組みの意識は高く、「香港や台湾にセールス展開をする」(八芳園)、「金曜日から月曜日のビジネス客が少ない曜日に外国からの観光客の受入れを狙う」(銀座キャピタルホテル)などの声が聞かれた。また、昨年はW杯による団体宿泊も多く、ホテル、レストランではインバウンド客の受入れが30%増という声も聞かれた。その一方で、「今年、来年と安定した需要増になるか微妙」との声も聞かれ、国や地方公共団体の一層のマーケティングを望む向きも多いのが現状のようだ。