アメリカの大手航空会社5社(AA、DL、UA、NW、CO)の8月の輸送実績が出揃った。各社とも有償旅客マイル（RPM)と有効座席マイル（ASM)が減少し座席利用率が微増となり、先月に引き続き供給調整が働いている模様だ。太平洋路線においてもRPMとASMが減少し、座席利用率がわずかに伸びる傾向が鮮明にあらわれている。なお、COの大西洋路線においてRPMが11億361万2000RPMで4.5％増、ASMが13億3320万5000ASMで0.8％増、座席利用率は82.8％で3.0ポイント増と今月は好調な数字を記録した。各社の全路線の実績は以下を参照。

▽AA
有償旅客マイル：118億9011万9000RPM(9.3％減)
有効座席マイル：157億957万2000ASM(9.0％減)
座席利用率：75.7％(0.2ポイント増）
▽DL
有償旅客マイル：97億2615万4000RPM(6.8％減)
有効座席マイル：126億226万2000ASM(7.3％減）
座席利用率：77.2％(0.4ポイント増)
▽UA
有償旅客マイル：108億979万7000RPM（13.0％減)
有効座席マイル：137億1407万ASM(13.4％減）
座席利用率：78.8％(0.4ポイント増)
▽NW
有償旅客マイル：70億4898万5000RPM(7.7％減）
有効座席マイル：87億3146万3000ASM(7.9％減)
座席利用率：80.7％（0.1ポイント増）
▽CO
有償旅客マイル：57億5830万3000RPM(9.5％減）
有効座席マイル：72億8177万8000RPM（10.6％減）
座席利用率：79.1％(1.0ポイント増）
※括弧内の数字はすべて対前年比