パークホテル東京、汐留に来年9月オープン、デザインホテルズに加盟

  • 2002年8月8日
 パークホテル東京は2003年9月に現在開発中の汐留シオサイトにオープンする。東京には汐留地区を中心に今後4年間で10軒ほどのホテルがオープンするが、同ホテルは他ホテルとの競争力をつけるため、著名な建築家のデザインや現代的なアートを取り入れている世界各地のホテルの連合体である「デザインホテルズ」に加盟、ホテル全体や客室のデザイン、アメニティにモダンなデザインと快適性を取り入れる。
 同ホテルの大きな特徴は客室フロアにあたる26階から34階が吹き抜けのアトリウムとなっていることだ。アトリウムに面した客室廊下には木製のよろい張り(ルーバー)が設けられ、シックな雰囲気を醸し出すのと同時に、25階のロビーフロアから見上げても廊下内部が見えないように機密性を保つ工夫がされている。ロビーフロアには和食60席、洋食80席、ラウンジ40席のレストランを設置、宴会場を設けないためラウンジはウェディングやファッションショーなど多様な用途に使用したい考えだ。ほかに施設はパーティールーム、リラクゼーション施設も入る予定である。
 同ホテルの客室総数は274室、料金はシングルルームの1万9000円から。ターゲットは30代から50代のこだわりを持つ人や違いを求める人たちで、女性客を全体の30%ほど確保したいという。宿泊者の割合は日本人で40%、外国人旅行者で60%を目指しており、2005年の売上目標を20億円に設定している。