国内初のディズニークルーズ、船名は「ディズニー・イマジネーション」 29年春就航へ
オリエンタルランドとオリエンタルランド・クルーズは10月14日、日本を拠点とする初のディズニークルーズ船の名称を「ディズニー・イマジネーション」に決定したと発表した。東京国際クルーズターミナルを主な発着拠点とし、2029年春の就航を予定する。日本で展開するクルーズ事業の正式名称は「ディズニー・クルーズライン・ジャパン」。
船名には、ディズニーの物語の原点ともいえる「イマジネーション(想像力)」を通じ、幅広い世代の乗客に航海を楽しんでもらいたいとの思いを込めた。船尾にはディズニー映画「リトル・マーメイド」のアリエルとセバスチャンを描き、2人が船名を書き上げるデザインとする。
船内には1300席を超える劇場を設け、ステージショーや屋外デッキでのディズニーキャラクターによるショー、船内各所でのプログラム、クルーズ限定衣装を着たキャラクターとのグリーティングなどを提供する。飲食施設は約30カ所を設け、異なるテーマとメニューを用意する3つのメインダイニングのほか、カフェやバーを展開。「ディズニー・イマジネーション」限定商品を扱うショップや、子ども向けの専用エリア、大人向けのエリアも設ける。
客船は2022年に就航した「ディズニー・ウィッシュ」をベースとし、総トン数約14万トン、客室数約1250室、乗客定員約4000人、乗組員約1500人を予定する。首都圏の港を発着する2~4泊程度の周遊クルーズを中心に展開し、最も多い客室タイプの料金は1航海1人あたり10万円台~30万円台を想定している。船籍は日本とする予定だ。
クルーズ事業への投資額は、船体2900億円と予備費400億円を合わせた3300億円。オリエンタルランドグループは、クルーズ事業をテーマパーク、ホテルに続く新たな事業の柱と位置付けている。就航数年後には年間売上高約1000億円、年間乗客数約40万人を目指し、通年稼働する2029年度の黒字化を想定。1隻目を着実に成功させたうえで、2隻目の就航も検討する。

