ブランドUSA、訪米不安払拭へ公式情報発信を強化

  • 2026年5月26日

 ブランドUSAは、訪米旅行需要のさらなる喚起を目的とした2つの新規グローバルマーケティング施策を発表した。ESTAや非移民ビザなど入国関連情報を発信する「Get Facts, Get Going.」と、アメリカ文化や地域の魅力を訴求する「American Originals」を通じ、旅行者の不安解消と訪米意欲の向上を図る。

 新施策の一つ「Get Facts, Get Going.」は、ESTAや非移民ビザ、入国審査などに関する正確な情報発信を強化するもの。旅行者の不安や誤解を払拭し、安心してアメリカ旅行を計画できる環境づくりを目指す。訪米旅行ポータル「Visit The USA」内に特設ページを新設し、入国要件や申請手続き、審査の流れなどを分かりやすく紹介するほか、今後は米国国立公園の料金改定など最新情報も継続的に発信していく。

 また、主要市場でのデジタル広告やSNS発信に加え、旅行業界向けセミナーや旅行会社向けトレーニング、メディア向けプレスツアーなど、多面的な情報提供を展開する。さらに米国税関・国境警備局(CBP)と連携し、「グローバルエントリー」や「モバイル・パスポート・コントロール(MPC)」など入国事前審査プログラムの利用促進にも取り組む。

 もう一つの施策「American Originals」は、建国250周年を契機に、アメリカならではの文化や地域性を訴求するコンテンツプロモーション。映画、音楽、食文化などをテーマに、現地の人々へのインタビューやドキュメンタリー動画、特集記事を通じて、アメリカ各地の魅力を発信する。

 既に、メンフィスを舞台にロックンロールやブルースのルーツを紹介する映像や、モニュメントバレーとナバホ文化を取り上げたコンテンツ、テキサス・バーベキューの歴史を紹介する動画などを公開している。加えて、映画のロケ地巡りやライブエンターテインメント体験、地域ごとの食文化をテーマとした旅程提案も展開し、セットジェッティングやガストロノミーツーリズムといった旅行トレンド需要の取り込みを図る。

 ブランドUSAのフレッド・ディクソンCEOは、旅行者の不安解消が訪米意欲喚起につながるとの認識を示したうえで、「Get Facts, Get Going.」を通じて正確な入国関連情報を一元的に提供し、「American Originals」ではアメリカ独自の文化や地域の物語を発信することで、理想のアメリカ旅行を想起させたい考えを示した。