JATA就職フェア2026、昨年の2.4倍の学生506名が参加 旅行業界の就活は早期化・多様化へ
多くの学生が参加したJATA就職フェア2026
日本旅行業協会(JATA)と株式会社ジャタは3月2日、東京・浅草で「JATA就職フェア2026」を開催した。2024年までは「JATA旅行・観光業界 就職セミナー」として実施してきた観光・旅行業に特化した企業合同説明会で、「就職フェア」として開催するのは今年で2年目。昨年の2.14倍にあたる544名の学生がエントリーし、2.42%増にあたる506名が参加。参加企業数も17社増の45社と増加した。
JATA事務局次長の渡辺正樹氏
冒頭あいさつに立ったJATA事務局次長の渡辺正樹氏は、「いろいろな種類の旅行会社がある。今まで聞いたことのない会社もぜひトライし、知らない企業や旅行会社を知る機会にしてほしい」と参加者に呼び掛けた。なお、今年は説明会を25分×8クールで実施しており、昨年より枠を増やした。
また、同氏はインバウンドが好調で、昨年の訪日旅行消費額が過去最高の9.5兆円となり、1位の輸出産業である自動車に次ぐ2位であることを改めて説明。「政府は4年後の2030年に15兆円の目標を掲げているが、計画通りに来ており、おそらく近い数字になるだろう」と見通しを示すとともに、「皆さんが活躍しているころは業界はどんどん成長している。今日はきっかけとなるステージとして、存分に企業と面談してほしい」と語った。
2年生のエントリーが増加、関東圏からの学生も参加
JATAによれば、参加した学生の学年の構成比は3年生が56%、2年生が21%、1年生が17%、4年生が6%となり、昨年と比べると2年生が15ポイント増加。3年生は12ポイント減となっており、就活の早期化の可能性が示唆された。このほか、男女比は女性64%、男性36%で、昨年とほぼ同様の結果となった。
居住エリア別でみると、東京開催だったこともあり、関東圏が全体の85.0%を占める結果となった。最も多かったのは東京都(31.0%)で、次いで埼玉県(17.6%)、神奈川県(17.0%)となった。ただし、昨年は関東圏が92.3%を占めており、今年は関東圏以外からの割合が増加した。
関東圏以外では、愛知県が5位(2.4%)、大阪府が茨城県と同率の6位(1.8%)だった。このほか、静岡県が9位(1.4%)、福岡県と新潟県が群馬県とともに10位(0.8%)にランクインした。
出身学校別では専門学校東京ホスピタリティ・アカデミー、東洋大学、JTBツーリズムビジネスカレッジ、獨協大学、立教大学が上位5位で、合わせて全体の26.5%を占めた。一方、学部・学科別では文学部が全体の10.5%を占める1位で、2位は外国学部(7.5%)、3位は国際観光学部(6.1%)、4位が国際学部(5.5%)、5位が観光学部(5.3%)などとなった。

