郵船クルーズは4月16日､2003年度のクリスタルクルーズの新商品を発表した。これまでクリスタルクルーズは「ハーモニー」、「シンフォニー」の2客船で運航していたが、ラグジャリークラスの中でもトップレベルの占有空間をもつ新造船「セレニティ」(6万8000トン、乗客定員は1080名)が初就航、日本人に人気の高い地中海、大西洋、カリブ海を主に運航する。
　「ハーモニー」は3月23日から5月9日にかけて横浜、天津、香港を拠点とする極東クルーズを設定、3月23日発の横浜〜天津クルーズは11泊12日、料金は4370ドルからとなっている。「シンフォニー」は、ワールドクルーズを例年どおり開催、人気のバルト海ツアーは6月6日アムステルダム発11泊12日、料金は5375ドルからのゆったり周航できるようスケジュールを組んだ。その他､ニューイングランドクルーズを企画､テロ後のニューヨークへも足を伸ばす。なお、それぞれのコースにより、リピーター割引などの特別料金や日本市場向けの特別料金｢ジャパンズ･チョイス｣が設定されている。日本語表記のクリスタルクルーズのカレンダーやデッキプランは5月中旬に発表される予定。