近畿日本ツーリストの2月の取扱実績は､437億3998万7000円で前年比10%減となった｡このうち、国内旅行は321億8269万1000円と2.5%減までに回復したが､海外旅行は112億9588万1000円と26.1%減で､1月の18.7%減よりも減少幅は広がった｡ただ、1月は80%減と大不振だった学生団体旅行が33%減と回復への明るい兆しを見せた｡主催旅行はホリデイが18.9%減(人員ベースで20.2%減)に戻ってきたが､好調だったメディア商品が26.5%減と勢いが無くなった。
　一方､東急観光の2月の取扱い額は150億935万9000円で14.5%減｡国内旅行は団体旅行(9.6%増)と企画商品(9%増)が好調であったものの､航空券やJR券が振るわず､取扱い額は107億883万2000円の8.5%減となった｡海外旅行は団体旅行で34.6%減､自社企画商品が23.1%減と依然として前年を下回り､減少幅はわずかながら減ったものの､41億8311万8000円の26.8%減であった｡