誕生400年のニューヨーク市、不変の魅力と最新アクティビティをレポート
2025年に市政の開始から400年の節目を迎えたニューヨーク市。ニューヨーク市観光会議局では、この400周年と2026年が米国の建国250周年であることにスポットライトを当てた「Founded by NYC」キャンペーンでその歴史の厚みと活気をアピールしている。日本と韓国の旅行会社とメディアが現地に招待されたリバース・セールスミッション「NYCビジネス・エクスポ2025」での視察のレポートとして、今も街のあちこちで見られる長い歴史の痕跡と常に変わり続ける最先端のニューヨークの両方の側面を紹介したい。
市政施行400年。400年前の当時はアメリカという国もニューヨーク市という名前もまだなく、オランダからの入植者が先住民からマンハッタン島を購入して「ニューアムステルダム」の街を作りはじめたのが1625年なのだが、あの「ニューヨーク」の起源が日本でいえば寛永2年、江戸幕府3代将軍徳川家光の時代にまでさかのぼることを知ると街並みの見え方も変わってくる(ちなみに1625年はちょうど青森が港町として開かれ1626年には「青森」の名でまちづくりが始められたタイミング)。
例えばそのマンハッタン島の最南端、バッテリー・パークのすぐ近くにあるフランシス・タバーンはマンハッタンに残る最も古い建物で、個人の邸宅として1719年に建造され1762年にはフランシス・タバーンとして宿泊施設や酒場・社交場の営業を開始。この店は、米国独立戦争の時代に「建国の父」ジョージ・ワシントンがジョン・ハンコックやサミュエル・アダムスらと会合を重ねるなど歴史の重要な舞台であり続け、今でもレストランとして歴史ある建物の中で誰でも食事することが可能。最大120名まで収容可能なものを含め複数のイベントスペースも用意されている。
また、同じくロウアー・マンハッタンにあるセント・ポール教会も1766年の完成。ニューヨークの「始まりの場所」であるマンハッタンは街全体が歴史的建造物の博物館のようであり、知識なく歩いていると数多くある古い建物のひとつとして見落としてしまいそうだが、260年もの時を経ていると聞けば浮き上がって見えてくる。こうした情報を知らせることだけでもお客様の旅の解像度は大きく高くなるだろう。
なおニューヨーク市には、マンハッタン以外でもブルックリンのワイコフ・ハウスなど17世紀中頃に作られて今でも見学可能な歴史ある建物が多数ある。







