HIS、韓国スタートアップ2社の日本展開を実証支援、韓国観光公社のプログラムに参画
HISは11月4日、韓国観光公社主催「2025 KTSC Tokyo Tourism Open Innovation Program」に参画し、韓国の飲食系スタートアップ2社の日本進出を見据えた実証実験を開始した。カフェ業態のテストマーケティングと、飲食オーナー向けの日本視察プログラムを並行実施し、日韓観光産業の相乗効果創出と顧客体験の高度化を狙うとしている。
同プログラムは、日本の観光関連企業と韓国スタートアップの協業を通じ、革新的な観光ソリューションの創出と日本進出支援を目的とする。HISは支援企業として採択企業と実証を行い、新技術やサービスの有効性検証により観光分野でのイノベーションを推進する構えだ。
実証実験の一つは、HIS運営「The Room of journey IKEBUKURO」を活用したカフェ業態のテストマーケティングで、韓国のリプレイス(カフェブランド名:HWASUHEON)を対象に、11月1日から30日まで限定コラボメニューと装飾でコラボカフェとして運営する。同期間は店舗内で韓国フェアも展開する。実施場所は池袋パルコ本館M2階となる。
もう一つは、アルファラボを対象とした日本進出を目指す韓国飲食オーナー向け視察プログラムで、日本進出の基礎や成功事例、手法理解、国内パートナー紹介を含む内容で、HISのネットワークを活用して実施した。
HISは外資系飲食店の日本進出において、準備段階から進出後のフォローまでトータルで支援する体制を持ち、今回の二つの実証を通じて韓国スタートアップの日本市場適応性と事業機会を検証するとしている。

