KNT-CT、創立70周年で社会貢献型プログラムを展開

KNT-CTホールディングスは2025年9月1日に創立70周年を迎えたことを機に、10月から順次社員参加型の記念事業を実施する。旅行事業を中心に培ってきた多様な事業基盤を活かし、社会課題の解決や地域貢献に取り組むプログラムを展開する。
プログラムのひとつとして、10月に開催される「東京レガシーハーフマラソン」では、近畿日本ツーリストが従来から担ってきた大会運営業務に加え、社員がボランティアとして参加し大会を支える。
防災分野では、群馬県桐生市の旧桐生南高校「KIRINAN BASE」を活用した「廃校活用防災事業」の体験型研修と運営支援を実施する。災害関連死の予防を主眼に、避難生活の疑似体験を通じた防災意識の向上を図る内容で、社員が社会課題に向き合う機会として位置づけられている。
11月には、地域共創の一環として、中部山岳国立公園(上高地)での清掃活動も予定されている。自然環境と観光の持続的な共存を見据え、観光資源の保全と地域との協働の重要性を社員が体感する取り組みとなる。
同社ではこのほか、70周年記念サイトを通じた記念商品や旅行企画も展開中で、顧客と共に歩んだ70年の節目をさまざまな形で表現している。