主要旅行会社の4月総取扱額は3カ月ぶり前年越え、訪日が引き続き好調

  • 2025年7月28日

 観光庁が25日に発表した「主要旅行業者の旅行取扱状況速報(2025年4月分)」によると、主に訪日旅行の増加により総取扱額は前年同月比で増加に転じた。

 2025年4月の主要旅行業者44社・グループによる総取扱額は2818億7863万円で、前年同月比102.6%と、3カ月ぶりに前年を上回った。特に訪日旅行が約300億円(124.0%)と堅調な伸びを示した。一方、海外旅行は約883億円、国内旅行は約1636億円で、ともに100.6%を記録した。

 募集型企画旅行の取扱人数については、訪日と海外は前年を上回ったが、国内は引き続き減少傾向にある。訪日は123.1%、海外は110.3%であったが、国内は93.1%と落ち込んだ。

 主要44社のうち、4月の総取扱額が2024年同月を上回ったのは32社。最も伸びたのは以下の11社だった。沖縄ツーリスト(136.7%)、HTB-BCDトラベル(133.6%)、フジ・トラベル・サービス(128.5%)、西鉄旅行(122.7%)、ジェイアール東海ツアーズ(120.4%)、名鉄観光バス(118.0%)、読売旅行(117.2%)、ジャルパック(115.9%)、富士急トラベル(115.8%)、T-LIFEホールディングス(111.5%)、京王観光(111.5%)。

 主要旅行業者の月別・分類別の旅行取扱額、前年比の推移は下記の通り。