エバー航空・黃新支社長が語る、日本市場への展望と戦略

-路線展開について、今後の計画を教えてください。

 2024年には愛媛松山・青森線を復便し、2025年4月には神戸線を新規開設しました。日本就航都市は現在10都市で、今後も需要の高まりが見込まれる都市への展開を前向きに検討しています。また、仙台線で導入したハローキティジェットの他路線展開や、機材の大型化も視野に入れています。地方空港との連携も積極的に進めてまいります。

B787-10
-台北を経由する第三国向けの展開にも注力されているそうですね。

 はい。台湾桃園国際空港をハブとし、アジア、北米、ヨーロッパなど60都市以上に就航しています。2025年10月にはダラス線が新規開設予定で、北米路線は9本となります。さらに、第4世代のプレミアムエコノミークラスを搭載したB787-9型機を順次導入中で、長距離路線における快適性も強化しております。これまで以上に日本から台湾経由で世界各地へつながる利便性を訴求してまいります。また、タイ国政府観光庁との連携で実施している「1trip 2cities」も引き続き推進し、台湾とタイを一度に楽しめる旅の提案を行ってまいります。

-支社長としての今後のビジョンをお聞かせください。

 日本―台湾路線は弊社にとって最重要の市場の一つです。台湾経由での海外渡航のハブとして、日本のお客様の海外への一歩を後押ししたいと思っています。旅行会社の皆様とは、パートナーとして密に連携し、情報の共有やマーケティングの支援を通じて、共に成長できる関係を築いていきたいです。今後はプロダクト認知の強化と同時に、旅行会社と協力しながら販売戦略の最適化にも取り組んでまいります。

-ありがとうございました。