リーガロイヤルが若年層向け新ブランド展開、大阪・福岡に開業へ

  • 2025年5月14日

 ロイヤルホテルは、2026年に新ブランド「アンカード・バイ・リーガ」「バウンシー・バイ・リーガ」の1号店を大阪なんばと福岡博多に開業する。20~30代を主なターゲットに据えた宿泊体験を提供する新ブランドで、成長戦略の一環としてホテルポートフォリオの再編を進める。

 開業予定日は、「アンカード・バイ・リーガ 大阪なんば」が2026年春、「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」が2026年秋で、いずれも新ブランドの第1号店となる。中期経営計画2026に基づくホテルブランドの再編の一環で、若年層へのアプローチ強化を目的としたトレンドや個性を重視する「Xカテゴリー」として展開する。

 「アンカード・バイ・リーガ 大阪なんば」は、なんば・新世界エリアのローカル文化を取り入れた「PLAYFUL OSAKA」をコンセプトに、東アジア圏の訪日旅行者やアート・カルチャーに敏感な層をターゲットに設計されている。200室すべてにセパレートバスを備え、最大7名まで利用可能なコネクティングルームも用意。大浴場やレストランのほか、関西にゆかりのあるアーティストによるアート作品も館内に展開し、滞在体験の質を高める。

 一方、「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」は、「HOTEL BAR」をコンセプトに、主に韓国を中心とした東アジアからの訪日旅行者をターゲットとする。全117室の客室はコンパクトながらも利便性を重視し、収納や動線に配慮した設計を採用。2階には象徴的なバーを併設し、クラシックな内装と多彩な座席で朝食からナイトシーンまで対応する。