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星野リゾート、新ブランド「LUCY」含む複数の開業計画発表 多様な旅のニーズに対応

  • 2025年4月23日
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 星野リゾートは22日に実施した「星野リゾート LIVE 2025 春」にて、新ブランド「LUCY(ルーシー)」の始動を含む全国各地での新施設開業計画とリニューアル情報を発表した。山岳観光への本格参入や都市型ホテルの展開、温泉旅館の強化など、多様な旅のニーズに対応した取り組みが明らかになった。

 「心揺さぶる山ホテル」をコンセプトとした6つ目のブランド「LUCY(ルーシー)」では、2025年9月1日に群馬県・尾瀬国立公園の鳩待峠に第1号施設「LUCY尾瀬鳩待」を開業する。同ホテルのコンセプトは「最高の尾瀬ハイクがはじまるホテル」で、プライベートを確保できる3タイプの客室や温水洗浄トイレ、バランスの良い食事、充電やWi-Fi完備など「6つのプロミス」により、快適で安心な山の滞在を実現する。

 温泉旅館ブランド「界」では、2026年春に草津温泉への初出店となる「界 草津」を開業予定。草津白根山を望む高台に広がる自然豊かな敷地に、湯小屋棟やラウンジ棟など複数の建物を配し、温泉街とはトンネルで接続。自然と街歩きの両方を楽しめる構成で、王道温泉地に新たな魅力を加える。

 一方、神奈川県の「界 箱根」は2025年8月13日にリニューアルを予定し、全室を「箱根ごこちの間」として改装。地域の伝統文化である寄木細工体験を導入し、地域の深い歴史や伝統に触れる滞在が可能となる。

 都市型ブランド「OMO(おも)」では、横浜市内に2つの新施設を計画している。「OMO5横浜馬車道」は2025〜26年冬に開業予定で、150m超の超高層ビル上層階に位置し、全室キッチンと洗濯乾燥機付きの長期滞在仕様。歴史的な馬車道の街並みとベイエリアの絶景を活かした体験を提供する。

「OMO7横浜」外観イメージ

 また2026年春には、JR関内駅前の旧横浜市庁舎を活用した「OMO7横浜」を開業予定。横浜市旧市庁舎を手掛けた建築家・村野藤吾氏の意匠を活かし、横浜の文化を継承する"レガシーホテル"として活用される。

 さらに、リゾートブランド「リゾナーレ」は2025年12月11日に山口県下関市で「リゾナーレ下関」を開業する。関門海峡を望む立地に「海峡のデザイナーズホテル」をコンセプトとして設計され、インフィニティプールやアクティビティを通じて、海峡の魅力を体験できる滞在を提供。リゾナーレとしては九州・山口エリア初進出となる。