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中国が最多、韓国・台湾も堅調 2025年1-3月期インバウンド消費動向

  • 2025年4月21日

 観光庁が発表した2025年1-3月期のインバウンド消費動向調査によると、訪日外国人旅行者による総消費額は前年同期比28.4%増の2兆2720億円に達した。四半期ベースでは、2024年10-12月期(2兆2969億円)に次ぐ過去最高水準となった。

 国籍別では中国が5443億円で全体の24.0%を占め最多となり、台湾(3168億円)、韓国(2824億円)、米国(2188億円)、香港(1534億円)が続いた。訪日旅行者数の増加が背景にあり、中国は前年同期比で52.3%の伸びを示した。

 費目別では、宿泊費が全体の33.4%を占め最多で、次いで買物代(29.3%)、飲食費(22.5%)が続いた。宿泊費と飲食費の構成比においては、前年同期より約1%増加した

 訪日外国人1人当たりの旅行支出は22万2千円で、前年同期比5.2%増となった。国別では豪州(36万7000円)、フランス(33万8000円)、英国(32万1000円)が上位を占め、滞在日数の長さや高額消費が支出額を押し上げた。