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JAL、IATA航空保安認証「レベル2」を世界初取得

  • 2025年4月11日

 JALは、IATAが導入した航空保安管理認証制度「Security Management System Certification Program(SeMS)」において、1月17日付で世界初となる「Operating(レベル2)」の認証を取得した。現時点で同プログラムにおける最高段階の評価であり、同社の航空保安体制と継続的改善への取り組みが認められた形だ。

 この認証制度は、従来の法令遵守型の保安管理にとどまらず、テロ行為の高度化やサイバー攻撃、紛争空域の通過リスクなど、航空業界を取り巻く複雑かつ多様化した脅威に対応するために設けられたもの。SeMSは、航空会社や空港、貨物施設などが対象となり、リスクを事前に特定し、予防策を講じ、継続的に保安管理を最適化することを目的としている。

 今回の「Operating(レベル2)」取得は、経営層の関与のもとでのリスク管理体制の整備や、外部・内部監査、事例分析を通じた保安品質の向上などが評価された。JALでは今回の認証取得が、顧客や業務パートナーからの信頼向上につながるとしており、今後も保安水準の継続的な改善に取り組む方針だ。