藤田観光、正社員平均6.3%の賃上げと年間休日増で人材確保へ

  • 2025年4月8日

 藤田観光は、2025年春季労使交渉において労働組合と合意し、正社員約1300名を対象に平均6.3%の賃上げを実施する。この賃上げには、ベースアップ平均4.1%と評価制度運用等に伴う昇給2.2%が含まれる。さらに、グループ全体で年間休日数を1日増加させ、有給休暇を半日単位で取得できる制度を導入する。

 同社は「中期経営計画2028~Shine for tomorrow,to THE FUTURE」において、人材戦略を主要戦略の一つとして掲げている。今回の取り組みは、従業員が安心して働き続けられる環境を整備し、会社の持続的な成長を支える人材の安定的な確保を目指すものだ。

 藤田観光は、1948年に「箱根小涌園」、1952年に「椿山荘(現ホテル椿山荘東京)」を開業し、1955年に会社を設立。2025年11月7日に設立70周年を迎える。