ラーケーション推進、JATA各支部から自治体に働きかけへ 平日宿泊CPも継続

日本旅行業協会(JATA)は、旅行需要の平準化による混雑緩和と旅行総需要の拡大を目的に、2024年度から実施している「平日に泊まろう!」キャンペーンを2025年度も継続する。JATA国内旅行推進部長の野浪健一氏は3月27日の会見で、旅行需要拡大には平日宿泊、需要の平準化が重要と示しており、そのための「休み方改革」や「ラーケーション制度」の拡大に向けて同キャンペーンを通し機運を醸成したい考えだ。
ラーケーションを巡っては、髙橋広行会長が全国知事会議の休み方改革に関するセッションに出席するなどJATAとしても推進を図っているところ。野浪氏によると、25年度にはJATAの各支部毎でその地域の自治体へラーケーションなどの取り組みを働きかける予定で、現在組織内で制度の認知など、準備を行っている状況だという。
なお、「平日に泊まろう!」キャンペーンでは、JATA会員旅行会社を通じて平日宿泊を含む1人1万円以上の旅行を購入した利用者を対象に、抽選で次回の旅行に使えるクーポンを進呈する。2025年4月から2026年3月までの1年間に4回の応募期間を設け、各期40名に3万円または1万円の旅行クーポンが当たる仕組みだ。