【米国3州視察レポート後編】サンタフェの歴史的ホテル宿泊体験とデンバーのアートとクラフトビールの魅力
サンタフェ:充実した温浴設備や独特なアート施設も
サンタフェのダウンタウンから車で約30分。東京ドームの7倍近い敷地に、池やアニマルセラピー施設、トリートメント室、そして合計5つ(夏場は6つ)の温浴タブをもつのが「オホ(Ojo)サンタフェ・スパ・リゾート」だ。温浴タブは円形の湯温が異なる4つ湯槽と小さめのプールのような湯槽とを経験したが、湯温は37〜42度、水着着用でゆっくりしたり、少し熱めで温まったり、くつろげる。
もう一つ訪れたのは、ダウンタウンから車で約15分の「ミャオ・ウルフ(Meow Wolf's)ハウス・オブ・エターナルサンシャイン」。アート集団が創り出した体験型アート施設だが、何やら懐かしさを感じさせるアメリカの古い屋敷が施設内にあると思ったら、暖炉の奥や冷蔵庫から別世界へワープできる仕組み。その先のアート展示は、音や光なども駆使して子供から大人までが楽しめる。独特の世界観に驚かされること間違いなしの施設だ。
デンバー:日本から直行便のある自然豊かな州のゲートウェイ
3州視察の最後、コロラド州では日本から直行便のあるデンバーを訪れた。アルバカーキまで出なくてもサンタフェ空港からデンバー国際空港まで直行便があり、約1時間半で着く。デンバー国際空港からは「A Line」と呼ばれる列車でダウンタウンのユニオンステーションまで行けて片道10ドル、約37分だが快適できれいな列車だった。
ユニオンステーションは、最初に建てられたのは1881年。現在の駅舎の中央部は、1894年焼失後に建てられたものを元に1914年に建て替えられた。ロマネスク・リバイバル様式の美しく荘重な建物は、国家歴史登録財にもなっている。中には飲食店や店舗も入り、バリエーション豊かな朝食とブランチが楽しめるカフェ「スヌーズ・ユニオン・ステーション」はいつも満席の人気。典型的なアメリカンブレックファストを満喫できる。