ホテル・旅館におけるOTAとの精算業務を大幅に改善する「統一フォーマット変換サービス【OTA版】」とは?[PR]
インテージテクノスフィアは、約40年にわたり旅行・観光業界にシステムとBPOサービスを提供しており、Web支払明細配信サービス「i-traビリングサービス」は、精算における業界標準ソリューションとして知られている。「i-traビリングサービス」のオプションサービスとして、宿泊施設に提供してきた「統一フォーマット変換サービス」は、旅行会社との煩雑な精算業務の効率化に寄与しつづけてきた。
近年、OTAの台頭によりホテル・旅館等の宿泊施設では、複数のOTAとの精算データ照合に苦慮している。インテージテクノスフィアでは、従来の統一フォーマット変換サービスをOTA用に拡張し、国内・海外6社のOTA精算データを照合できる統一フォーマット変換サービス【OTA版】を提供している。
サービス導入背景や効果など、同社エンタープライズ第二営業本部営業企画推進室川島氏、須田氏、木尾氏に話を聞いた。
元々は旅行会社が、宿泊施設だけでなく、運輸機関や観光施設などのサプライヤーから、わかりやすい請求書が欲しいというニーズに答えて始めたサービスが、「i-traビリングサービス」です。
支払明細書を旅行会社が封入して各施設に郵送していた時代があり、膨大な作業と費用がかかっていました。これを改善するためにWebを通して精算明細を配信することを目的としてインテージテクノスフィアが第三者的な立場で、旅行会社とサプライヤーをつなぐ精算プラットフォーム「i-traビリングサービス」を開発しました。
現在は業界を代表する16の旅行会社、3万7000施設に利用されています。
一方で、宿泊施設側としても各旅行会社からの予約データが自社システム(PMS)に入り、それが売掛データとなるわけですが、この売掛データと「i-traビリングサービス」で配信される支払明細(精算データ)を照合する作業が煩雑となっていました。
そこで宿泊施設に向けて、複数の旅行会社の支払明細をPMSで一括照合できるように、統一フォーマットに変換して提供するサービス「統一フォーマット変換サービス」をi-traビリングのオプションとして2010年から提供を開始しました。
現在は、10社程度のPMSにて取り込みが可能で、670件の宿泊施設で利用されています。さらに最近は新規開業ホテルも多いため、利用者数は今も増え続けています。