職場環境に求められる"仕組み"とは!-縁多 日比野元哉氏
「よし、今年は次のステージに向けて積極的且つ計画的に活動しよう!」と2024年を迎えたのがつい先日の様に感じています。気がつけばもう2025年が始まろうというタイミング!計画通りに進まなかったことの方が多い一年でしたが、多くの気付きを得られたと、前向きに捉え2025年を迎えようと過ごしています。
さて、前回は人材不足解消に「入職率の向上」として“ブランディング=差別化”を意識して、どの様な自社の強みかを整理して、明確に表現するかというところをお伝えしました。
頂戴したコメントにもありましたが、「報酬と休日が充実していれば」というお声はごもっともだと思います。たくさん給与があって、休みたい時に休める職場環境であれば不自由なく生活できる。そんな環境であれば求職者は絶えないだろうというご意見は一理ありますよね。
ただ、経営者側の観点に立つと、湯水の様に人件費が費やせるビジネス環境が、そんなに簡単に確保できるか?というとなかなか難しいのが現実ですよね。もう少し突っ込んで言いますと、誰もが平等公平に高い給与を得られ、休みも豊富に得られる企業は、いっときはその様な環境を構築できたとしても、継続的に安定した職場環境を維持することは、現実的に難しい。ましてや観光宿泊事業では、残念ながら非現実的な考えだと言えるのではないでしょうか。
だからと言って、観光宿泊事業の職場環境では、高い報酬や休日を確保することは難しいという話ではありません。"仕組み"を持って取り組むことで、実現可能なこともあると考えます。そのためには、経営者も従業員の方々も互いに有益な関係性を持つことが大切ですよね。Takeばかりを考えては、継続的良好な関係は維持できませんから。
会社も喜んで報酬や休日を提示するためにどの様な“仕組み”を持つ必要があるのか?従業員の方々は、どの様な時間を過ごす必要があるのか?
「労働生産性向上」よく耳にしますね。今では当たり前のように意識されるkeywordですが、簡単に言ってしまえば、従業員一人一人のパフォーマンス値を上げて効率的に売上を確保するということですね!例えれば、アニメ「ドラゴンボール」で相手の戦闘能力を確認できるスカウター値、あのスカウターを経営者が持ち備え、従業員一人一人の労働能力を確認する。労働生産性の向上とは、その労働能力値をどの様に上げていくかを考え実行することが求められるということでしょうか。
従業員の方々が、自ら「労働能力を高めたい」と願い、どの様に取り組むことで能力値が高まるかを「考え実行する」という環境であれば、経営者の方々にとっては理想的な状況と言えますね!ではその仕組みというのはどういうことなのか?