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主要旅行業43社、9月総取扱額は19年比74.7% 訪日者数は好調も旅行業者取扱額は減少

 観光庁が8日に発表した「主要旅行業者(43社)の旅行取扱状況速報」2024年9月分によると、同月の総取扱額は3203億6807万円で、2019年同月比74.7%、2023年同月比101.4%となった。

 その内、海外旅行は1204億9322万円で、19年比70.7%、23年比116.2%。外国人(訪日)旅行は152億8628万円で、19年比68.3%、23年比87.1%。国内旅行は1845億8857万円で、19年比78.2%、23年比94.8%だった。

 訪日旅行においては、2024年9月の訪日外国人数が287万2200人で同月過去最高、19年比126.4%、23年比131.5%を記録したものの、主要旅行業者の取扱額に関しては19年比、23年比ともにマイナス。月別の推移(グラフ参照)でも減少傾向となっている。

 主要43社の内、9月の総取扱額が19年同月を上回ったのは、日本橋夢屋(19年比151.6%)、HTB-BCDトラベル(134.6%)、WILLER(124.6%)、郵船トラベル(122.0%)、トヨタツーリストインターナショナル(104.3%)、テック航空サービス(103.6%)の計6社。

 また、9月の募集型企画旅行(パッケージツアー)の取扱額は667億7900万円で、19年同月比56.5%、23年比97.1%と19年比ではおよそ半数の状況が続いている。特に、海外旅行は19年比35.1%となっており、外国人(訪日)旅行61.2%、国内旅行66.2%に対し、唯一30%台と苦戦が続く。

 なお、今年の主要旅行業者43社の月別・分類別の旅行取扱額、19年比と23年比の推移は下記の通り。