浦島観光ホテル、7%ベア実施 従業員への利益還元進める

  • 2024年10月9日

 浦島観光ホテルは2024年10月1日付けで、正社員、契約社員、パートタイマーを対象に基本給の平均7%引き上げを実施した。地方を中心に宿泊業界では人材不足や従業員の高年齢化が問題となっており、今回の給与ベースアップは、この問題に対処すべく今年から掲げている「従業員への利益還元」と「人材への投資」を具現化した取り組み。同社は、今夏にもボーナスの引き上げを行っていた。

 浦島観光ホテルは、2023年に日本共創プラットフォームへ全株式を売却し、新経営体制のもと更なる成長を目指している。今年6月からは、ホテル浦島グループの4つのホテルを対象としたリニューアルプロジェクトが始まっており、地域食材を活用した新たなバイキングメニューが提供されている。

 また、同ホテルグループは、2026年の創業70周年を迎えるにあたりDXを活用した経営改革も進めており、「新生浦島グループ」として、地域経済の発展に貢献し100年企業を目指す。