8月の延べ宿泊者数6611万人、日本人宿泊者数は昨年・19年比ともにマイナス
観光庁が9月30日に発表した宿泊旅行統計調査8月第1次速報によると、8月の延べ宿泊者数は6611万人(前年同月比102.7%)だった。その内、日本人宿泊者数は5330万人(同99.2%)、外国人宿泊者数は1281万人(同120.9%)となっており、日本人宿泊者数は3ヶ月ぶりに2019年比でもマイナスで、外国人宿泊者数が全体を押し上げた。
同日には7月第2次速報も発表された。都道府県別延べ宿泊者数の前年からの伸び率では、岐阜が前年同月比+40.2%でトップに、その他、石川も+37.8%と引き続き好調で、三重+36.5%、鳥取+34.5%、愛知+20.0%と続いた。
また、地方部への誘客に関して、7月の三大都市圏及び地方部における外国人延べ宿泊者数は、三大都市圏が1039万人(構成比70.7%)、地方部が431万人(同29.3%)。どちらも宿泊者数は2019年を上回るが、19年同月の構成比が三大都市圏62.7%、地方部37.3%だったことから、三大都市圏への偏重傾向に変わりはない。