最大級の「カジュアル温泉宿ブランド」誕生へ、大江戸温泉物語と湯快リゾートが統合 訪日取り込み強化

  • 2024年9月3日

 共に国内で温泉宿を手掛ける大江戸温泉物語と湯快リゾートは2日、ブランド統合することを発表した。湯快リゾートが運営する29施設を「大江戸温泉物語グループ」ブランドとすることで、2つの温浴施設含め現在大江戸温泉物語が運営する37施設と合わせ、全66施設に及ぶ最大級のカジュアル温泉宿ブランドが誕生する。

 背景にあるのは、円安などによる旅行習慣の意欲低下、旅行者数減少といった「旅行文化の希薄化」。統合によって、より手軽で身近な温泉宿泊体験を作りあげたい考え。また、訪日旅行者の取り込みを強化することで、日本古来の文化・伝統である「温泉文化」を牽引するリーディングカンパニーを目指す。

 統合に伴い、温浴施設を除いた64の宿名は「大江戸温泉物語」「大江戸温泉物語Premium」「大江戸温泉物語わんわんリゾート」「TAOYA」のいずれかになる。また、大江戸温泉物語が展開する会員サービス「いいふろ会員」が全ての宿に導入され、料理やサービスレベルの見直しも実施するという。

 なお、ブランド統合日は11月1日。同日には、「TAOYA白浜千畳(旧:湯快リゾートプレミアム ホテル千畳(和歌山県)」、「大江戸温泉物語Premium 加賀まるや(旧:湯快リゾートプレミアム NEW MARUYAホテル(石川県)」、「大江戸温泉物語Premium 下呂本館(旧:湯快リゾートプレミアム 下呂彩朝楽 本館(岐阜県)」のオープンを予定している。