TIFS会員インタビューVol.12 旅行業と飲食店経営 2足の草鞋を履きこなす - フジ・ツーリスト・プラザ 藤井博幸 氏

  • 2024年6月25日
  • 出典:一般社団法人新観光創造連合会(TIFS)
--今後の事業展開についてはどうお考えですか。

藤井 飲食事業についてはこの1年以内にフランチャイズ10店舗を目標にしています。場所は福岡や九州に限らず、日本全国からのリクエストに対応します。鳥は宗教的にNGということがないので、海外展開もしやすいですね。プルコギやチーズフォンデュなど、味付けも30種類くらい考案しています。その国の好みに合わせて発展させていっても面白いです。そこまでやっているところは他にはないですから。その他、フランチャイジーのお店から、オリジナルメニューの考案相談なども受け付けていく予定です。世界で認められるとりかわを提供していくことをフランチャイズの理念としています。

 また、旅行事業もきちんと発展させていくつもりです。コロナ禍あたりから「健康経営」というのがキーワードになっていますので、企業の健康経営と社員旅行などをうまく融合させた取り組みが出来ると面白いなと考えています。自身もやっているので、フットサルなどもいいのですが怪我のリスクもあるので、一番良いのはゴルフツアーでしょうか。

 例えば、ゴルフをやったことのない社員がたくさんいる会社は、福利厚生の一環としてゴルフのレッスンプロを企業に派遣し、将来的には社員旅行先でコースを回るなどの発展が考えられます。ゴルフはコースを回る途中で長時間コミュニケーションが取れ、たくさん歩けますし、比較的怪我などのリスクが少ないです。国内外にコースがあるので、社員旅行で海外というのもあり得ます。観光や台湾だったら、漢方などとも組み合わせて造成してみるのも面白そうですね。このようなアイデアを企業に提案していくことを検討中です。どのエリアでもできるので、このアイデアは同じ業界の皆さんとシェアしたいと思っていました。

-TIFSに期待すること、会員及びトラベルビジョン読者へのメッセージをお願いいたします。

藤井 ようやくコロナが落着き、これからという時に大幅な円安で、海外旅行客にも勢いが無い状況が続いています。ここで更に考え込んでも、状況が直ぐに良くなるとは思えません。コロナ禍で今はやれる事を少しずつ進めていくしか手はないと考えてやり始めた事が、今となってはやっておいて良かったと痛切に感じます。今後はTIFSやトラベルビジョンを通じて会員同志、読者同志で繋がって良い結果がもたらされる事を願います。

株式会社ダイナリ 鶏右衛門
業務内容:飲食店経営
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