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TIFS会員インタビューVol.11 専門性の追求、RPAを使った業務効率化 - ターキッシュエア&トラベル ジェム・チャカローズ 氏

  • 2024年6月12日
  • 出典:一般社団法人新観光創造連合会(TIFS)
-今後の展望はどう考えていらっしゃいますか?

チャカローズ 大きく変えずに、どこまで深くできるか、というのがポイントだと考えています。当社はB2C専門、トルコ専門、アウトバウンド専門です。インバウンドやギリシャ旅行なども手掛けたら?と言われることもありますが、一環して専門性を高めることに集中しています。旅行会社の難しいところは、世界中幅広い取り扱いをするほどサービスが浅くなってしまうことです。当社では全社員を入社後1年以内には実際にトルコに行かせて勉強をしてもらっています。自信を持って接客ができるようになってもらう必要がありますから。

 また、社内規定を拡充するなど、社内環境整備にも力を入れています。スタッフは残業もないですしプライベートを楽しむために頑張って仕事をしてもらっています。給与も業界水準より高く、ボーナスも出しています。わたしもいずれは会社からいなくなる身なので、その時の会社の方向性は彼ら次第かなと思っています。時代も変わっていくので、その時にベストなことを選んでもらえればと思います。

-TIFSに期待することはなんですか?

チャカローズ コロナ禍の最中は、JATAのような大きな団体は大企業のために存在しており、自分たちのような中小企業は相手にされていないと感じざるを得ませんでした。団体におんぶに抱っこのつもりはないが、会員みんなのための協会なのだから、全ての情報をフェアに発信してほしかったです。TIFSには中小企業のために動いてもらうことを期待します。

 また、会員の中小企業同士でノウハウや経験をシェアしたいです。当社は卸売はしませんが、紹介はウェルカムです。コミッションはお出ししていませんが、「古くからの大切なお客様がトルコに行きたいというので、手配をお願いしたい、ただし窓口は当社(旅行会社)で」とか、「様々な国を訪問している団体よりトルコ周遊バスを一本買わせてほしい」という依頼は今までもありました。ケースバイケースで協力できることはあります。

-最後に、読者へのメッセージをお願いします。

チャカローズ この業界では中小企業のDX・IT化が遅れています。当社でも、コロナ渦中耐えるだけで、その間に色々とDX・IT化の準備したつもりでしたが、いざ終わってみたら、大手も店舗も閉めるなどますますオンライン化に寄っていきました。当社も色々やりましたが、大手の様子を見ていると、もっとやらなければという気持ちで色々と勉強をしています。そういうノウハウをシェアしていければと思っています。

株式会社 EVENT LAB ターキッシュエア&トラベル
業務内容:トルコ旅行企画実施
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