4月の延べ宿泊者数 同月として過去最高記録、外国人宿泊者数 地方部でも増加
観光庁が31日発表した宿泊旅行統計調査24年4月第1次速報によると、4月の延べ宿泊者数は19年同月比+0.5%の5096万人で、4月として過去最高を記録した。その内日本人宿泊者数は19年同月比-4.1%の3781万人、外国人宿泊者数は19年同月比+16.5%の1315万となった。
全体 | 日本人 | 外国人 | |
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24年4月 | 5096万人 | 3781万人 | 1315万人 |
19年同月比 | +0.5% | -4.1% | +16.5% |
前年同月比 | +11.9% | +5.0% | +38.1% |
一方で、4月の客室稼働率は全体57.3%で19年同月比-7.7%だった。施設タイプ別の稼働率は以下の通り。
全体 | 旅館 | リゾートホテル | ビジネスホテル | シティホテル | 簡易宿所 | |
---|---|---|---|---|---|---|
24年4月 | 57.3% | 33.0% | 50.5% | 73.7% | 73.1% | 28.0% |
19年同月比 | -7.7% | -6.7% | -7.3% | -5.5% | -9.9% | -7.0% |
前年同月比 | +1.8% | +0.3% | +2.8% | +5.2% | +5.4% | +4.7% |
また、同日には宿泊旅行統計調査24年3月第2次速報も発表され、それによると延べ宿泊者数は19年同月比+7.7%の5511万人。その内、外国人宿泊者数は19年同月比+36.4の1298万人で、三大都市圏では19年同月比+53.7%、地方部でも+6.5%を記録した。
加えて、3月の外国人宿泊者数の国籍別では、1位台湾、2位中国、3位米国、4位韓国、5位香港の順で、上位5ヵ国で全体の56.4%を占める結果となった。
24年3月国籍別外国人延べ宿泊者数 TOP10 | ||||
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順位 | 国籍 | 人泊(シェア) | 19年同月比 | 前年同月比 |
1位 | 台湾 | 1,416,690(13.1%) | +26.2% | +75.4% |
2位 | 中国 | 1,358,330(12.5%) | -34.4% | +264.3% |
3位 | 米国 | 1,354,420(12.5%) | +94.1% | +50.3% |
4位 | 韓国 | 1,338,130(12.4%) | +29.4% | +56.1% |
5位 | 香港 | 639,390(5.9%) | +23.6% | +39.4% |
6位 | 豪州 | 481,700(4.4%) | +124.9% | +111.3% |
7位 | タイ | 425,670(3.9%) | +4.3% | +36.8% |
8位 | シンガポール | 335,690(3.1%) | +66.7% | +28.6% |
9位 | 英国 | 285,210(2.6%) | +74.5% | +81.7% |
10位 | カナダ | 220,060(2.0%) | +94.4% | +64.4% |