タイミー 日光市と包括連携協定、地方自治体との連携は5事例目

  • 2024年5月28日

 タイミーは27日、日光市と包括連携協定を締結したと発表した。国内有数の人気観光地である一方、市内の宿泊施設では人手不足から客室の稼働率を抑えるなどの事態が発生しており働き手不足が大きな課題となっている。今回の協定により同社は今後働き手および事業者に対して様々なサポートを実施する。

 具体的には、働き手に対して日光市のさまざまな業種における働き手を「タイミー」上で募集する。「タイミー」を活用することで多様な働き方の推進を行う。事業者向けには、日光市と共に「タイミー」に関する説明会を実施する。加えて、市内事業者が「タイミー」を活用するにあたっての各種サポートも行う予定だ。

 また、本協定に併せて、同社・日光市・日光商工会議所・足尾町商工会との4者間で雇用創出に係る連携協定も締結。市内経済団体と連携することで、人手不足などの地域課題の解決に向けてさまざまな業種での「タイミー」の活用を進める方針だ。

 今回の協定により、同社による地方自治体との連携事案は5例目。これまで、下呂市(23年3月)、ニセコ町・倶知安町(23年10月)、小樽市(24年3月)、仙台市・仙台観光国際協会(24年5月)との連携を行っており、下呂市では、24年3月末時点でワーカー数が前年同月比約2.5倍、事業所数は約4.4倍に増加。ニセコ町・倶知安町では、24年3月末時点でワーカー数が前年同月比約2.9倍、事業所数は約4.4倍となり、各地域で連携協定による成果も出ているという。