理想の職場!働く意義を持ち続けられる場所-縁多 日比野元哉氏
4月ですね!日本では、新年度を迎えるこの桜の季節に新たな生活を始める方々が多いと思われます。温かさが増し青空が広がる日には、個人的にも何故か晴れやかな気持ちで毎日を迎えています。皆様はいかがですか。
そして毎年この時期になると国の新年度予算が確定し、各省庁より補助金などの公募も始まります。つい先日、観光庁より「観光地・観光産業における人材不足対策事業」の公募が開始しました。
内容を確認したのですが、対象は宿泊事業で「人材不足の解消に向けた設備投資等を支援する事業」とありました。確かに人材不足を補う「設備投資」は、ものを導入する=取得するということで購入費用に対する補助という意味でわかり易く審査もし易いのでしょう。ただ根本的に人材不足が解消されるわけではありません。「モノ」投資をする施策とは別に、「ヒト」そのものに投資する予算を確保して欲しいなと個人的には思います。
さて、前回「働きたい」と感じられる職場とはどんな職場なのでしょうか?ということをテーマに綴らせていただきました。今回もその続きとして「理想の職場」=「働きたいと感じる魅力的な環境」について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
「人材育成のロードマップ=各種制度」が大切になるとお伝えしました。具体的に言うと、報酬も休暇も多いのはもちろん、社員の皆さんが自らの成長を感じ、将来のイキイキした姿を描ける職場環境を各種制度で具現化しましょうということです。その各種制度の中には、社員それぞれが描く将来像に近づくために、社員自身が選ぶことができる道筋、いくつかの雇用形態の選択肢が備わると更に魅力的なると触れさせていただきました。
その各種制度が「絵に描いた餅」にならないためにとても大切な前提条件があると思っています。それは「企業理念」がしっかりと明確に謳われ、その一つ一つが組織に浸透しているか?ということです。