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JAL SAF原料への活用を目的に廃食油回収へ、横浜市と協力

  • 2024年2月29日

 JALは28日、横浜市と連携協定を締結し、家庭から廃食油を回収しSAF原料として活用する取り組みを開始すると発表した。回収は3月16日・17日にイオンフードスタイル鴨居店で第一弾トライアルを実施し、複数回のトライアルを経て6月5日以降に本格運用を開始する予定だ。

SAF

 同社は、全燃料搭載量のうち、25年度に1%、30年度に10%をSAFに置き換えるという目標達成に向けて、国内外でSAFの調達を進めるとともに、国内では業界の垣根を越えたステークホルダーと協働しながら国産SAFの製造、商用化を後押しする方針だ。大阪府堺市では、25年の国産SAF商用化を目指して日本初のSAF製造工場の建設が進んでおり、同工場やこれに続く工場においては、当面廃食油が主なSAF原料となる見込み。

 なお、JALと横浜市は共に、国内資源循環による脱炭素社会の実現に向けたプロジェクト「FRY to FLY Project」に参画している。