オーストリア政観日本支局が開設50周年迎える、観光大使にHYDE氏

  • 2023年11月16日

 オーストリア政府観光局日本支局は、オーストリア観光大使にミュージシャンのHYDE氏を任命すると発表した。就任の背景として同局は、HYDE氏の長年に渡る音楽活動の実績が「芸術を愛するオーストリアの精神と軌を一にするもので、オーストリアの魅力を深く理解し発信する観光大使として理想的」であると説明。オーストリア政府観光局による観光大使任命は、全世界の支局の中でも初の試みとなる。

Austrian National Tourist Office
(左から)オーストリア政府観光局本局長のアストリッド・シュテハルニック=シュタウディンガー氏、HYDE氏 ©オーストリア政府観光局/Tokyo

 観光大使発表イベントに出席したHYDE氏は「現地で自分が見聞きし感じたことを、ファンをはじめとした皆さんに伝えることで、オーストリア旅行の盛り上がりに貢献したいと思います」とコメント。在任期間は、2024年1月1日から2025年12月31日までの2年間。SNSでのオーストリア情報の発信など多彩な活動を予定する。

 同イベントでは2024年に開設50周年を迎えるオーストリア政府観光局日本支局が、来年からは「オーストリア大使館観光部」と名称を変更し活動することも発表された。今後は大使館との連携をより一層強化し包括的で効率的な活動を行う。

 また、2024年はオーストリアのバート・イッシュルとその周辺のザルツカンマーグート地方が「欧州文化首都」となり、文化や芸術などを軸に年間を通して様々なイベントや企画が実施されるほか、続く2025年には大阪・関西万博への出展を決めており、「未来を作曲」というコンセプトのもとパビリオン建設を行う。